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木の話!「2」

2021.06.11

こんにちは!

KOYO新入社員の橋本です!

前回のブログで無垢材の話をさせていただきましたが、
今回もその続きで木の話をさせていただきます!!(笑)

無垢材のデメリットとして湿度条件によって反りが生じるというものがあります。
なぜ反りが生じるのでしょうか。
木が生きているから?縮むから?
木が反るというのは知っていても、その理由を詳しく知っている方は少ないんじゃないでしょうか?
今日はそんな木の反りの秘密を紐解いていきます!



この絵は丸太を切って上から見た図になります。
木には「心材」と呼ばれる部分と「辺材」と呼ばれる部分があります。
読んで字の通り、心材は木の中心部分、辺材は木の周辺部分(樹皮に近い部分)です。

実は心材というのは水を運ぶ役割を終えた死んだ細胞で、腐りにくい物質が集まって成り立っています。
辺材は生きており、水や栄養素を運ぶ役割をしています。

つまり、木の中心には水分はあまりなく、周辺部分(樹皮に近い部分)に多く水を含んでいます。
このことから、周辺部分のほうが水が多く抜けて「縮みやすい」場所だということがわかります。



製材した木材を横から見るとこんな感じ。
木表が辺材、木裏が心材です。
木表側が縮み、木裏は盛り上がります。



これが、無垢材の反りに繋がるワケですね!!


なんとな~く木の性質というのが分かったでしょうか?
何となく木ってこういうものだ、というのは分かっていても、それがなぜか知ると、
意外と奥が深かったりします。。。

木に少しでも興味を持っていただけると幸いです!!

それでは今日はこの辺で!

さようなら~

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