こんにちは。はしもとです。
先日投稿した荻野俊哉さんの研修の続きです。
昨日大阪に研修に行ってまいりました。
内容としては、荻野さんの事務所見学、庭樹園にて木の選び方講習、座学でした。
松山駅6時発・・眠気眼をこすりながら乗車。普段はどこに行こうが車で行っちゃうので、公共交通機関苦手なんですよね。乗り換えとか、無理です。
11時ごろ新大阪駅にて集合し、全国各地のツワモノたちとマイクロバスで移動。
まずは荻野さんの事務所へお邪魔しました。
まず外観から驚かされました。

荻野さん自身、廃墟っぽくていいとおっしゃっていました。笑
こういうベンチいいですよね。いつか玄関先にやりたい。

事務所の中にもツタが張ってきていますが、ほったらかしているそうです。絵になる。

事務所の一角に実験用の庭があり、室内で樹を育てられるかをやっているとのこと。
これが非常に良く、こんな感じの家だったら本当にいいなと。
妻が、家の真ん中に樹を生やしたいって、こういうことだなと思いました。

湿度や温度、風など、非常に管理が難しいそうです。
いい庭を見ると、自分の家の庭をリフォームしたくなります。
コケやりたいんですよね。難しいのはわかっているけど。
アプローチにボーダー。我が家では予算的に諦めました。

ルイスポールセンのトルボー?いいですね。

次は樹がたくさん植わっている庭樹園に移動。
山を歩きながら、特性やいい枝ぶりがどんなものか、教えていただきました。
山歩いていると、これ好きだなっていう樹が意外と見つかります。

季節に応じていろいろな現象が起きる庭、いいですよね。
子供へのいい教育、遊び場、になると思います。
やっぱり、コンクリートだけ打って終わり、というのはあまりにも味気ないですよね。
帰って座学です。

大変恐縮ながら、質問コーナーで1問質問させていただきました。
Q 荻野さんにとって、庭の完成はいつですか? 造園工事が終わったタイミングが完成なのか、1~2年経って緑が増え、熟成されてからが完成なのか。
A 依頼の7割くらいが建築家からの造園依頼。建築家は建物完成のすぐ後に作品の発表が控えている(建築雑誌など)ため、造園が完了したタイミングが完成になるようにしている。そうなるように、熟成された樹を選ぶようにしている。
とのことでした。なるほど。確かに一般的な家の完成と、建築家にとっての完成は別というか、その写真を撮る時期を本当に考えないといけませんよね。
荻野さんの尊敬しているところは、造園へのこだわり、技ももちろんですが、建築にも大変精通しているということです。
そうすればいい窓の抜き方なのか、植物への照明の当て方、楽しい空間、暮らしをするためにはどのような設計をすればよいのか。
場合によっては、建築設計側に造園屋の目線から設計変更を依頼することもあるそうです。
さて、そんな流れで、大変学びの多い1日になりました。
次回はラスト東京。
次回は造園されたお庭と建物も見せていただけるということで、非常に楽しみです。
それでは今日はこの辺で。はしもとでした。