新築の建築用語一覧!注文住宅の打ち合わせ前に知りたい基礎知識を解説

新築の建築用語一覧!注文住宅の打ち合わせ前に知りたい基礎知識を解説

【松山市・今治市・四国中央市・西条市・新居浜市で、新築一戸建て住宅・注文住宅・ZEH住宅をお考えの方、ぜひご覧になってください!】

みなさまこんにちは!

新築一戸建て住宅を建てるときはたくさんの聞き慣れない建築用語を聞くことになります。
少し難しいと感じるかもしれませんが、家を建てる時はどれも大切な用語です。
今回は新築注文住宅に関係する建築用語をまとめましたのでご紹介します。

新築建築用語【法規制編】土地・敷地・建物の大きさを決める重要用語

建築用語「面積」の種類(敷地面積・建築面積・延床面積)の違いを解説

面積といっても建築には複数の面積が存在します。
一つずつ要点のみをお伝えしますのでチェックしておきましょう。

敷地面積:建物を建てる土地そのものの面積

文字通り敷地面積は建物を建てる土地の面積のことを言います。
建築では㎡(平方メートル)で表すのが一般的ですが、不動産の場合だと坪で表していることもあります。
1坪は約3.3㎡で畳2畳分の大きさです。

建築面積:建物を真上から見たときの水平投影面積

建築面積は新築の建物の大きさを表す水平投影面積です。
水平投影面積とは建物を上から見下ろした時の大きさのことで、建物の外周の大きさ表します。

延床面積:建物の各階の床面積を合計した面積

延床面積(のべゆかめんせき)は、建物各階の床面積を合計した面積のことです。
建築基準法ではピロティやポーチ、吹き抜け、バルコニー、ロフトなど床面積に含まれないものもあります。

建築用語「建ぺい率・容積率」が建物の大きさを制限する仕組み

建物の大きさは法律により制約があります。
新築一戸建て注文住宅の設計事によく出てくる言葉ですし、建物の大きさや間取りに関係してくるので覚えておきましょう。

建ぺい率:敷地面積に対する建築面積の割合

建ぺい率とは敷地面積に対して建ててもいい建物の大きさを指定する割合のことです。
敷地には建ぺい率という数値が決められており、敷地面積を建ぺい率で乗じた数値がその敷地で建ててもいい建築面積になります。
例えば敷地面積100㎡に対して建ぺい率が50%の制限があると
100㎡×50%=50㎡
となりその敷地では50㎡までの建築面積を持った建物が建てられるということです。

容積率:敷地面積に対する延床面積の割合

容積率は建物の延床面積を制限する数値のことです。
建ぺい率と同様に敷地には容積率が指定されており、延床面積を敷地面積で割ってパーセントに計算し直した数値が容積率となります。
例えば容積率200%、敷地面積100㎡とした場合は下記の計算で延床面積がでます。
X㎡(延床面積)÷100㎡(敷地面積)×100=200(容積率)
X㎡=200㎡
容積率200%、敷地面積100㎡の条件なら延床面積200㎡までの家なら建ててもいいということになります。

建築用語「二項道路・用途地域・防火地域」など安全に関わる法規制

新築一戸建て住宅には様々な法規制があり、建物の形や大きさ、サッシや外壁などの仕様にも関係してきます。
ここでは代表的な法規制の用語をご紹介します。

二項道路とセットバック:4m未満の道路に接する場合のルール

二項道路とは敷地に接する道路の幅が4m未満の道路で、特定行政庁に指定される建築基準法上道路とみなした道路のことです。
二項道路に接する敷地は、道路中心線から2m以上離した場所に建物を建てなければいけません。
2m以上離す(正しくは道路境界線を2m以上後退させる)ことをセットバック(後退)と言います。

用途地域:地域ごとに建てられる建物の種類を決める区分

用途地域は地域ごとに建てられる建物の用途や高さを指定する法規です。
分類は12種類あり、住宅に関する用途地域は7種類あります。

防火地域・準防火地域:火災を防ぐための建築制限がある地域

防火地域と準防火地域とは火災の危険を防ぐために火災に抵抗できる建物にする制約を定めた地域区分のことです。
制約がきつくなるのは防火地域、その後に準防火地域となります。
防火地域と準防火地域には延床面積、建物の高さ、不燃材などを使用し、耐火建築物にするなどの制約があります。

新築建築用語【構造・性能編】家の快適性や安全性を決める基本用語

新築注文住宅の建物構造の基本は木造軸組工法と2×4工法、鉄骨造、RC造の4種類あります。
ここでは普及率の高い木造住宅の構造と基礎について要点をお伝えします。

木造軸組工法(在来工法):柱と梁で構成される自由度の高い工法

土台、柱、梁で構成される骨組み構造が木造軸組工法です。
在来工法とも呼ばれて、日本で最も採用されている工法です。
骨組み構造のため間取りの自由度やメンテナンス性に優れ、コストも抑えられる工法です。

2×4工法(木造枠組壁工法):壁と床で構成される耐震性の高い工法

アメリカで生まれた耐力壁と剛床を一体化させて箱型構造で構成するのが2×4(ツーバイフォー)工法です。
2×4と呼ばれる所以は主要な部分が2インチ×4インチの規格品の構造部材で構成されるからです。
耐力壁と剛床で構成する箱型のため地震の水平力に強く耐震性に優れます。

基礎の種類:「布基礎」と「ベタ基礎」の構造的な違い

住宅で採用される基礎の種類は布基礎とベタ基礎です。布基礎は建物の柱や土台、壁がのるところに鉄筋を組んだコンクリートを立ち上がらせてつくる基礎です。ベタ基礎は鉄筋を組んだコンクリートを立ち上がりの部分と水平な床な部分とで一体化させてつくる構造となっています。

建築用語「断熱性・気密性・耐震性」が住宅性能の基本となる理由

新築一戸建て住宅の性能でよくでてくるのが断熱性と気密性、耐震性です。
家を建てるのに重視しておきたい性能ですのでどんな意味なのかチェックしておきましょう。

断熱性:熱の移動のしにくさを表す性能

断熱性は熱の移動のしにくさを表す性能です。
断熱性能は熱伝導率(熱の伝わりやすさ)で表すことができ、値が小さいほど断熱性能が高いことを示しています。

気密性:建物の密閉性を表す性能

気密性は建物の密閉性を表す性能です。
建物の隙間を減らし空気の流動を抑えることで省エネルギー性と断熱性の低下を防ぐことができます。

耐震性:地震の力に対して建物が耐える強度

耐震性は地震による力に対して建物が耐える強度のことを言います。
耐震性の高い建物ほど地震に強く、地震大国である日本では不可欠と言ってもいい重要な性能です。

建築用語「モジュール・動線・開口部」など間取り設計の必須用語

間取り設計は建築用語を耳にする機会が多くなる場面です。
間取りに関わる建築用語をまとめましたので一つずつチェックしておきましょう。

モジュールの違い:メーターモジュールと尺モジュールが部屋の広さに与える影響

建築の幅や長さを表す方法はメーターモジュールと尺モジュールがあります。
メーターモジュールはメートルで表すもので1グリッド1mを基準値としています。
尺モジュールは、日本で使われる尺貫法であり、1グリッド910mm(3尺)を基本とし、9尺(1,820mm)は1間(けん)と言います。
モジュールの違いは廊下幅や部屋の大きさに大きく影響します。

動線:家事効率を左右する家の中の移動経路

動線とは家の中で人が通る経路を線で表したものです。
間取りをつくるときは動線を考えることで、家事などの作業を効率よくできる設計ができます。

開口部・間口・建具・外構:家の内外を構成する用語

【開口部】
窓や玄関、採光、通風などの目的で壁や天井、床の一部が解放された部分を言います。
【間口】
対象物の幅や奥行きを表す言葉です。
システムキッチンの幅を間口で表記されていることが多いです。
【建具】
開口部に設けられた扉や窓、引き戸、障子、襖などを言います。
【外構】
外構とは建物の外にある構造物全体を表す用語で、アプローチ、土間、塀、門扉、フェンス、カーポート、庭木、物置なども含みます。

新築建築用語の理解がスムーズな家づくりにつながる

建築用語を知っていると家づくりの打ち合わせもスムーズにすすめることができます。
今回ご紹介した建築用語以外にもまだまだたくさんありますので、もし知らない建築用語がでてきたら担当者にどんな意味か聞いておきましょう。
コウヨウでは、みなさまのお悩み・ご質問に丁寧にご対応いたします。
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建ぺい率、C値、耐震等級…。
用語を『知る』から、『賢く活かす』家づくりへ

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